みかはうすＢＬＯＧ

圧巻のKBS trio

待ちに待った「KBS trio」。

K・・・・金子健（B)

B・・・・Benny Green（P)

S・・・・井上聡（G)

あのオスカー・ピーターソンから名指しで後継者と言わしめたBennyの演奏が

ここみかはうすにこだました。

 

至福の約2時間。

皆が音の一粒一粒を聴き逃すまいと固唾をのんで見つめたステージだった。

ギター・ベースの弦のきしむ音、余韻までが一つの音の世界であり、アイコンタクト

や微笑みさえもが舞台だった。

このフラットなみかはうすが同じ水槽にいるように皆でその浮遊感を楽しんだ。

井上さんのファンキーかつファンサービス満点のソロは健在。

さすがだよな～とやはり感じる。

井上さんは、美佳流に言うと「顔弾きプレーヤー」。

彼の表情を見ているだけでも音が伝わってくる。今回もいい顔をしてた。

Bennyは、一言で言うと「緻密」。

どんな音も計算されたように感じる。音数自体はとっても少ない、しかもほとんど

ペダルを使わない。この空間で一番気持ちいい音と音量を奏で、決して華美で

ないのだが絶妙なバランスでピュアに心に刺すピアノなのだ。

こちらとしても「生」を味わってほしくて、極力音響は最低レベルに。

・・・・ふと、「静は動を制す」と脳裏に浮かんだ。

この日は静かな秋雨の夜。小雨がみかはうすのガラス窓に当たる音すら聞こえ

それさえもミュージックだった。

 

 

 

ハートフルゴスペルナイト！

みかはうすにゴスペルが初登場！

 
「The Continantal Family」は大阪のゴスペルグループ。

リーダーが鈴鹿でゴスペルワークショップをしているので鈴鹿での

知名度も高く、ライブ決定時より予約殺到だった。

みかはうすでは、ゴスペルは初めて。

準備期間が少なく急な話で不安もあったけど、リーダーとのやり取り

が余りにもタイミング良くスムーズに出来たので、開催を決めた。

・・・・・・・・が、すご～く良かった！！

高い天井の店内に歌声がこだまし、お客さんの熱気も絡まり合い

みかはうす全体がスピーカーの内部に包まれたようだった。

 

普段は屋外イベントステージや大きなホールで演奏する彼ら。

こんな小さいライブハウスでライブをするのは滅多にないことだそうで

本人達もこの圧迫感や距離感を楽しみながら歌っていた。

もちろん至近距離で観るお客さんもノリノリだ！

いつもは観られない各自のソロや弾き語りなんかも披露。

１００分間のステージは盛りだくさんであっという間に終了。

ミカリンはじめスタッフもノリノリでした。

遠くは大阪や奈良からファンが駆け付けてくれた。

ほんまおおきにですぅ～。

また、みかはうすでライブをすることを約束してくれましたからね。

アラカンオヤジは超COOL！

先週末の「ジェームス藤木＆和田静男」は超COOL！

来なかった人は本当に残念だったよ。

ご本人達はアラカン（around 還暦）。

大人の男の色気ムンムンで、超COOL！！！

 

それぞれのソロあり、デュオあり、バンド有りの盛りだくさんの内容で

大いに沸かせてくれた。

もちろん、大ヒット曲のオンパレード！

・・・・にしても、かっこ良すぎます！！

次回、COOLS　３５th　Year特集は４月２４日に村山一海とCarolの内海

利勝がみかはうすに登場。

そ・そ・そ・そしてだな～。

５月２２日には、鈴鹿で（詳細近日UP）皆を集めてディナーショウだよ！

昨今の草食男子、このオヤジ達を見習え←美佳の個人的な意見。

４、５月も乞うご期待！！

ﾌｧﾝﾀｽﾃｨｯｸNight

2月27日の夜はファンタスティックな空間だった。

JAZZでは珍しいHarｐ奏者（世界でも４．５人らしい）の古佐小氏の来日ライブ。

しかも脇を固めるのは、ベテランの加藤さんと宇山さん。

Harpの変幻自在のオーロラのような音色。繊細でもあり、色を連想させるような

演奏をこれぞ職人芸というようなリズム隊でサポート。

このHarpの可能性を凄く感じながら、その音色に浮遊したライブでした。

 
にしても、この楽器は本当に面白い！

弦は低音から金属弦→ガット弦→ナイロン弦と３種類が使われており

フットペダルが６本も・・・。

リハ中、ライブ後と直接古佐小氏より楽器説明を受けたのだが、これは

頭がよくないと演奏できない楽器な事は確かだ・・・（ちなみに氏は東大卒）。

それを自由自在に操り巧みな演奏をしているにも関わらず、音はマイルド。

すごい斬新でもあり、これからの活躍が楽しみである。

おおざっぱにジャンル分けをするならば、「スムースJAZZ」なのだそう。

一般的には聴き易く心地よい、でもミカリンの私見では「音楽をしている

人に観てもらいたい」なのだ。

なぜなら、すごく斬新で可能性を秘めたHarpだから。このHarpを軸として

（今までクラシックの専売であっただろう）音楽の新しい何かを創り出せ

るんじゃないかと感じたから・・・。

このライブ後、アメリカに帰国した彼から「次回は１０月に来ます」との

うれしい連絡が・・・・。

今回、体感できなかった人、是非次回観るべし！！

そして、宇山さん！またプロレス談義を熱くしましょう。

ジャズザムライの加藤さん！次回は侍の出で立ちで！

酒井俊＋田中信正＠共栄窯

念願の常滑・ギャラリー共栄窯でのライブ。

会場を決めた時から、ある意味楽しみである意味不安だった。

なぜなら、窯内は吸音がなく、どこからでも同等に音が響くのだ。

朝からグランドピアノを搬入し、音響さんもバッチリ手配したが、もしかしたら

何もPAはいらないかもしれない・・・・。

そう、だって俊さんと信さまだから！

開演し、皆が息を飲むな中、ピアノの繊細な響きからやさしい調べの『初恋』が・・・。

信ちゃんのピアノの一音一音がカンカンと窯内にこだまし、

俊さんの歌がその音粒を包み込む。

キラキラとしたその音粒が共鳴し合い、すごいヴァイブレーションを生み出していた。

なんて至福な空間だろうか・・・。

 

儚くそれでいて強い歌声が胸にぐっと何かを感じさせてくれる。

やはり今回も涙が出た。俊さんの歌は私にとって、ある意味カタルシス。

この会場に居たお客さん皆が、そう感じたことと思う。

ライブ後、俊さん曰く

「窯の壁面がいっぱい話しかけてくるの。いろんな声がして楽しかった。」と・・・・。

「音楽の秋」２Days

今月の目玉企画の２Daysも無事に終了。

１７日（土）TOKU＆秋田慎治

甘い歌声とフリューゲルフォンの

優しい音色に癒された方、

１８日（日）野呂一生＆天野清嗣

超絶テクにイカされた方、

みかはうすの「音楽の秋」はいかがでしたか？

レジェンドな一夜

『台風一過』

そんな夜、ここみかはうすでレジェンドは生まれた！

そのレジェンドを体験したのはスタッフと数人のみ。

レジェンドは来るべくして生まれるのか故意によるものかは

不明だが、確かに生まれた。

台風一過の澄んだ空気と空間。

自分たちの気持ちよさの追求だけに用意された空間。

そこに息を吹き込んだのは『天野SHO』。

なんて贅沢！！

ウイスキーで酔い、SHOさんの歌声で酔い、その空間に酔いしれた。

今もまだ昨夜の残像と、SHOさんのムスクの香りが残っている。

若干２５歳の天才。

２５歳の若き新進ギタリスト・谷本光くん。

独自で編み出した超絶なギター奏法は圧巻でしたよ。

マイクに感電するというハプニングが何とも危険（！？）な緊張感

の中、オリジナル曲からスタンダードナンバーまで聴かせてくれました。

後半はハードロックまで・・・！

にしても、その音楽性や蓄積されているものは２５歳とは思えなく

１６歳でギターを始め１７歳でプロデビューという天才ぶりはなるほど

と納得せざるを得なかった。

これからそんな活動をしてくのか楽しみである。

美佳もクレイジーになりたい！

未だ興奮醒めあらぬ・・・。

そう先日のクレイジードッグスのLIVEの興奮。

念願の房之助が木村さんも一緒に、しかも梅津さんも一緒にだったんだもん。

すげ～じゃん！

しかもみかはうす始まって以来の満員御礼（７６名）。

ぶっ通しのステージは客もステージもボルテージ上がりっぱなし。

ふと息を抜く木村さんのMCにもツッコミが入る入る。

房之助は野太い声でソウルフルに吠えまくり、梅津さんはSAXを振り回す。

お客もそれに呼応し、みかはうすは酸欠状態！

楽しかったわ、本当に。

当初、周囲にクレイジードッグスを呼んだことを無謀だといわれた。

そりゃそうだろ。キャパも小さいし、ギャラは高いし・・・でも、美佳はみかはうすで

クレイジードッグスを観たかったのだ。

美佳の愛する音楽を美佳の愛するお客さんと一緒に感じたかったのだ。

結果はお客さんが感じたとおり。

さ～、またまたヤル気が入った。どんどん遊びましょ！

LOVE スティーブ

ミシシッピー生まれのラブリング・ブルースマン

そんな称号に納得のスティーブ・ガードナー。

とってもお気楽で人の良さそうなスティーブはリハからご機嫌。

プロの写真家でもある彼は、裏の大松や店内外を写真に収め、

開店前のみかはうすスタッフ交流バトミントンもこれまたパシャリ。

強面の森さんに、マグナムライターを持たせては、指名手配犯の

懸賞ポスターばりの写真を撮るわ、かえるのドアップ・・・・・。

とっても楽しい人でした。

演奏もそれが音に現れ終始ご機嫌、笑いの絶えないライブでした。

ブルースといってもデルタのルーツブルース。

古き良きアメリカの田舎町に居るような感じ。

今回みかはうす二回目の森さん（G）もスチールギターを持ち出したり、

選択板で作った特製パーカッションも飛び出し、楽しい夜でした。

ハッピー　スティーブ　スペシャル　サンクス！！