会場を決めた時から、ある意味楽しみである意味不安だった。
なぜなら、窯内は吸音がなく、どこからでも同等に音が響くのだ。
朝からグランドピアノを搬入し、音響さんもバッチリ手配したが、もしかしたら
何もPAはいらないかもしれない・・・・。
そう、だって俊さんと信さまだから!
開演し、皆が息を飲むな中、ピアノの繊細な響きからやさしい調べの『初恋』が・・・。
信ちゃんのピアノの一音一音がカンカンと窯内にこだまし、
俊さんの歌がその音粒を包み込む。
キラキラとしたその音粒が共鳴し合い、すごいヴァイブレーションを生み出していた。
なんて至福な空間だろうか・・・。
儚くそれでいて強い歌声が胸にぐっと何かを感じさせてくれる。
やはり今回も涙が出た。俊さんの歌は私にとって、ある意味カタルシス。
この会場に居たお客さん皆が、そう感じたことと思う。
ライブ後、俊さん曰く
「窯の壁面がいっぱい話しかけてくるの。いろんな声がして楽しかった。」と・・・・。
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